なんちゃってHDR写真
この記事、台湾の「来なかった未来」型集合住宅風ホテルが廃墟になっているというものだが、写真がすごく不思議である。絵画的と言ったらいいのか。CGかと思ったが、これはれっきとした写真で、HDR写真というそうだ。
ここの作品もすごい。
いったいこんなものどうやって、と思うと技術的に分かりやすかったのはここだった。
要するに露出を変えて数枚の写真を連続的に撮り、それをソフトを使って合成する。各露出で得られた「美味しい」ところを合わせることになるので、白飛びや黒つぶれが無くなって絵画的な画像もできると。なるほど。
合成に使うソフトで代表的なのはPhotomatrixというらしい。Photomatrixは下記のところから試用版が手に入る。
しかし。ということは、まともなカメラも無く、もちろん三脚も無い私にとっては、自分で作ることは無理ということになる。露出を違えて連続写真を撮ることなど不可能だからだ。
でも、だ。1枚の写真のトーンカーブをいじって元から露出が違っていたような画像を作り出して、それを合成してみたら、どうなる?
実際にやってみた。上(左)が使用前、下(右)が使用後。写真はフリー素材サイトから頂いてきた。ありがとうございます。
お。
おお。
おおお。
なんちゃってというか、ほとんどインチキだが、それなりに面白いエフェクトになることが判明。これ面白いかも。きっと、写真板あたりでは既にやってるんだろうけど。
一応、コツはオリジナルより暗くした写真を2枚ほど作って3枚合成にするとよいもよう。それと、微妙な陰影が強調されるので、もともとそういうディテールを持ったものの方が結果が派手になる。