スパゲティ断想

たしかに「オーマイ」といえばオーマイスパゲティが頭に浮かぶだろう。それはわかる。そこまではよいのだが、ついでに「あれはまずい」という感想があちこちで述べられている。不憫でならない。


そう思いながらホームページを見にいくとパッケージに見覚えが無い。あれオーマイって赤と緑のじゃなかったっけ?ああ、あれはママースパゲティか。ん?てことはまずいも何も食べたことないぞ。オーマイスパゲティ。なんかかえって申し訳ないことになってしまった。


そのママースパゲティもやることはやっており、やたらにゆで時間が短いスパゲティを売っている。どうなっているのかと買ってみたら、断面がパックマンのように割れていて驚いた。そりゃあこれなら時間は短くてすむが、アルデンテとかありえないじゃんかと。ちなみにゆでるとふくれてちゃんと丸い麺になる。


私はだいたい「のびた」物が嫌いで、ラーメンもスパゲティも素麺ももれなく固めにゆでる。ときどき、いくらなんでも固すぎると我ながら思うことはあるが、バリバリと音がしない限りは食べる。それに対して、のびたものは絶対に食べられない。無理といったら無理なのだ。おかげで、たいてい付き合い始めに一度は気まずい思いをする。


というわけで、給食のソフト麺は私にとっては悪夢の代物である。コッペパンも嫌いだったし、温かい牛乳が飲めないのは保育園時代からのトラウマだ。今、日常的にほとんど好き嫌いの無い人間になっているが、給食だけは二度とごめんだと思う。


ところでついこの前、フェデリーニの入った瓶にリングイネを補充してしまって、自分の間抜けさをののしりながら一本一本より分けた。