NHK時計

NHKがブログを開設して、ブログパーツ「ただいま放送中」と「NHK時計」をリリースしたとのこと。これがなかなかの反響なようで、ブログの中の人も喜んでいるようす。しかし。

傾向としては、圧倒的に「NHK時計」が人気ですが、いま放送している番組情報がわかる、「ただいま放送中」もよろしくお願いします!

号泣。



ところで、冒頭のエントリには懐かしの「NHK時報で映っていた時計」の実物の写真が掲載されている。

実物のこの時計は、名刺よりもふたまわり大きいサイズで、針もちゃんと動く「本物の時計」です。
現在も、NHK放送博物館で「テレビ画面時計」という名称で展示されています。

そうか、あれは実物があったのかと改めて思った。CGなんて影も形も無い頃から放映されているのだから、考えてみたら当たり前だが。しかも意外に小さい。すごく正確な時計なのか、それとも放映直前に必死で時刻あわせをしたりしていたのだろうか。何代目なのか。何かと興味のそそられる時計である。


そういえば地上デジタル放送では時報は無いのだそうだ。データとして送られた画像を映し出すためにどうしても処理時間がかかる。これが各機材でまちまちであるために送信側が正確でも画面に映るタイミングはずれてしまう。そのために時報の用をなさないからということらしい。地上デジタルは見ていないのだが、ハードディスクレコーダーを通すとわずかに遅れるのが分かる。

旧来のビデオなどは、時刻合わせにNHK時報放送を利用しているものが多いが、将来的にどうするのだろうと思ったが、本格的に問題になるころにはネットワーク経由で時刻合わせするように変わっているだろうか。


この「NHK時計」ブログパーツは単に表示するPCの時刻を利用するそうで、これ自体は時報にはならない。だが、最近はNTPのおかげでほぼ正確な時刻に設定されているPCも多いから、地上デジタルでやるよりは正確な場合も多いかもしれない。

そういえば、私の身の回りで時刻設定のあるものといえばPCと携帯とビデオ関係と時計なのだが、時計以外は全て自動補正機能がついているために、結果として一番不正確な時刻を示しているのが時計そのものというよく分からない状態になっている。電波時計買うほどじゃないし。