ペーパーバックリーダー


ペーパーバックを読むために使用している電子辞書「CASIO EXWord Floris XD-R910」の液晶パネルのヒンジ部分がポッキリと折れた。もともと最大の開き角が130度程度で構造的に負荷がかかるうえ、単語一つ引くたびに開け閉めするような使い方で5年以上も使用しているので、お疲れさまという以外にはない。


悲しい状態にはなってしまったが、電子辞書としての機能は完全に健在なので修理に出した。一応見積を伝えてくれといい、1万円以内なら迷わず修理だと思っていたら、修理費用は9975円だそうで、まるで心のうちを読まれたかのようである。これであと3年くらい働いてくれればなんの文句もない。



とはいえ、並行して最近の電子辞書というのも少し調べてみた。少し前にfinalvent氏がSIIの電子辞書を勧められていたが、たしかにという感じ。実機を見ていないので断言はできないが、自分が今買うとしたらSIIだなあと思った。以下の2機種のうちのどちらかだろう。

SR-G7000Mは最新機種で3万円を切る程度、SR-ME7200は既に生産終了しているが市場にはまだ少し残っているようで2万5千円を切る程度なようだ。XD-R910購入時と似たような価格なのだが、英英辞書の充実度はまったくレベルが違うし、英和もリーダーズジーニアス大なので強力。値段相応の価値は十分にある。両方とも日経のビジネス用語関係はひとっつもいらないのだが、まあまあ無駄なコンテンツは少ないほうだと思う。SR-G7000Mのブリタニカには心ひかれる。


ただ両方ともXD-R910に比べるとわずかに重くて厚い。他メーカーも含めて、もうあのサイズ・重量でリーダーズなものというのは無かった。SR-G7000Mが20g程度重いだけなので許容範囲ではあるが、電池が充電式なのがちょっと。どうもこういうものの小型化・軽量化というのは一段落してしまったようだ。



というわけで、やっぱりもうしばらくはXD-R910にがんばってもらおう。私はペーパーバックを読むだけの用を足せればよいので、あまり一般的ではない要求仕様で見ていることを念押ししておく。早く修理から帰ってこないかな。