ハデス ゴッド・オブ・ロリ
ハデスといえばなんと言っても元祖ロリコン。文字通りロリコンの神様である。
ハデスはクロノスの長男として産まれながら、地上をゼウスに海をポセイドンに取られて、冥府の王とならざるを得なかった。あまり野心の強いタイプでもなく、のんびりしていたのであろう。長男にはありがちなことである。冥府に暮らす彼がペルセフォネを見初める経緯は以下のようであった。
ある日ハデスは大地の割れ目から地上を見上げる。そこにニンフ達と花を摘んでいたペルセポネが写る。そこをアプロディテの息子エロスの矢によって射たれ、ハデスはペルセポネに恋をした。しかし、冥府での暮らしが長いハデスは、女性への接し方がわからず、女性経験が豊富で何よりペルセポネの父親であるゼウスに『ペルセポネを后に迎えたい』と相談する。
花を摘む少女に一目惚れ どう見てもロリコンである。
冥府に引きこもり どう見てもニートである。
女性への接し方が分からない おまけに非モテである。もちろん。
ついに彼は犯罪に走る。ペルセフォネを冥府へ誘拐してしまったのだ。未成年略取監禁。これなんてエロゲなどと言っている場合ではない。重大な犯罪である。しかもペルセフォネは弟のゼウスの娘であるから、ハデスから見れば姪っ子である。姪萌えか。古いのに斬新なジャンル。
ペルセフォネの母親であり、豊穣の神でもあるデメテルは当然、激怒した。
これを聞いたデメテルは激怒。オリンピアを去り農業の女神としての仕事を放棄する。その為に、地上は凶作に見舞われ、困ったゼウスは仕方なくデメテルに譲歩することになる。神々の取り決めに従い『もし、ペルセポネが冥府の食べ物を口にしていなかったら地上に帰す』と約束したのだ。
ハデスピンチ。彼に必要なのはフラグを立てることであった。すなわちペルセフォネに何か食べさせればよいのだ。何か食べたら帰れなくなるなどという理不尽なルールを知らない少女ペルセフォネは、まんまとハデスにザクロを食べさせられてしまう。ザクレロでないだけましだったが。
というわけで、ペルセフォネはハデスの妻となり、実家と嫁ぎ先を行ったり来たりする生活となった。
なお、このようにして強制的な形で妻にされたペルセポネだが、ハデスが今まで日のあたらぬ冥府で孤独に過ごしていた事、自らの意見を尊重し優遇する事、本来ハデスが無垢で真面目な性格をしている事 弟たちに比べると滅多に浮気をしない事により、後になると次第にハデスを受け入れ、常に夫のそばにいるようになった。
VIPにスレを立てたら、まさしく神と呼ばれるに違いない。うらやましく思うのは仕方ないが、間違っても真似しようなどと考えないように。
ところで、なんでハデスのことなんて書こうと思ったんだったか。まあいいか、誤差みたいなものだ。
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