ふっくらブラジャー愛の後

本屋に行ったら不思議な本を見つけた。

「九一九」は「クイック」と読む。「一九一九」は「イクイク」だそうだ。むー。
内容はと言うとタイトルのままなのだが、どうなっているかというと、19×19までの各パターンをなんと全て語呂で憶えることになっている。語呂といっても14は「伊代」、19は「一休」という具合に決まっていて、14×19=266が「伊代は一休にムラムラ」とかになって、割に機械的にページは進む。1ページに式一つ、イラスト一つ、語呂一つ。ていうか語呂がオヤジ。

19×19までの掛け算は割に簡単で、例えば13×18を例にとると。

13×18 = 10×10+3×10+8×10+3×8 = 100+(3+8)×10+3×8 であるから、
要するに1の位を足して10倍し、1の位を掛けてそれに足して、最後に100を足せばよい。
3+8=11→110
3×8=24→134
答え 234

…憶えた語呂を思い出すより楽だと思うのだが。
たしかに37×74とかだとうんざりする。もっとも99×99まで語呂というのはもっと無理だ。電卓使えばよろしい。
いっそ機械的な語呂ではなく、大泉洋校長に全ての語呂を作っていただけば、楽しい本になったのでないかと思う。憶えられなくて、四国でお遍路さんする羽目になるかもしれないけど。