続々 NHK受信料集金人の憂鬱

 菅義偉総務相は10日、NHKに08年度から受信料を2割程度下げるよう要請する方針を固めた。総務省は今月召集される通常国会に受信料支払いを義務化する放送法改正案を提出する準備を進めているが、職員の不祥事続発で受信料不払いの動きが広がっているため、大幅値下げで義務化に国民の理解を得たい考え。値下げが実現すれば、NHK発足以来初めて。


ご参考

「受信料義務化すると、このコストの分だけで1割お安くできます。」なんてキャンペーンが可能だということである。

まあ、1割と読んだところを2割と言われちゃったところはあるわけですが。しかし、NHK橋本会長の反応。

 NHKの橋本元一会長は11日会見し、菅義偉総務相が08年度から受信料2割値下げを要請する方針を表明したことについて、「財政回復に取り組んでいる中で、値下げは大変厳しい」と難色を示した。  将来の値下げには「限りなく不払いが減り、公平負担が徹底されれば、考えるのもやぶさかでない」と含みを持たせた。


というわけで、じゃあ1割を落としどころになんてのはまだあり得る状況。値下げを言い出した政治家の顔も立ち、値下げを決断した会長の顔も立つわけです。しかし、その陰で憂鬱な顔をしている人たちが5700人弱ほどいるような気もする。気の毒なのはなまじ前線に立っていたために、世間的に好印象を持たれていないんじゃないかということである。つまり、いざという時味方になってくれる人たちが少ないんじゃないかと。


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