昨日の話の補足


たしかリリース当時確認した時にはiBooksは本文のコピーができたよなあと気になったので、ちょっと確認してみた。


昨夜はサンプルでダウンロードできるプーさんで試したのだが、これはコピーできない。だが、プロジェクト・グーテンブルグ版のホームズだとコピーできる。コピー範囲は最大でページ表示分だが、これは意識的な制限というよりはページ単位で表示するインターフェースから来るものだと思った方がいいだろう。


というわけでiBooksにはコピー機能自体は備わっており、コンテンツが許可/不許可のコントロールをしているわけだ。昨夜書いたエントリは一部不正確だった。ごめんなさい。


Kindleにもプロジェクト・グーテンブルグ版のホームズがあるのだが、こちらではコピーできない。iBooksと同様の条件で、たまたまKindle版のホームズがコピー不可になっている可能性もあるが、Kindleにはもともとコピー機能が無いような気がする。なおハードウェアとしてのKindleならコピーしたデータをUSBで取り出せるそうだ。


ついでに昨日は言及しなかったStanzaだが、これにはコピー機能はある。プロテクトのかかっていそうなコンテンツが入っていないので、コピー許可/不許可のコントロールが働くのかどうかは不明だ。ちなみにStanzaの語句選択周りのインタフェースは何故かわざわざ画面遷移が発生する謎仕様で使いづらい。


問題のガラパゴスは結局辞書連携のためのバッファが20文字ということで、日本語辞書をひくための実用上はまあ十分だと思うが、そうなるとあまりに細かい仕様の話なのでどうして取材の中でそんな話題が出たのかから謎である。まあどうでもいい。


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